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出逢いってすばらしい

2013/06/05 第294号


■導く

起業したいが、なかなか踏ん切りがつかない・・・
そんな相談を受けることは、少なくない。
会社を辞めて、本当に、自分一人の力でやっていけるのか。
なかなか、勇気の要る決断だ。

カウンセリングであれば、相談者の肩に小鳥のようにとまって、その人に寄り添い、とにかく聴くこと(傾聴)が必要だが、この場合は微妙に違うと私は思っている。
要は、いつまでもその人の話に付き合って"一緒に悩んで"も、結論は出ないと思うのだ。

起業の相談を受けた折、私がかける言葉は、大きく2通り。

<この人ならきっと、やる>と思えた時、または、
<誰かが背中を押してくれるのを待っている>と感じた時は、
「今でしょ!」
<明らかに失敗する>と思われるプラン、または、
<やりたい気持ちより迷いの方が強い>と感じた時は、
「焦る必要はない」

正解は、誰にもわからない。
やってみて、初めて結果がわかるものを、本人と一緒になって悩んでみたところで、答えは出ないのだ。
相談者が、自分で決める。
答えはいずれであれ、そこに"導く"ことが、我々の役割だと考える。

大切な、一人の人の人生である。
それを左右する言葉を伝えるには、正直、勇気も要る。
精一杯、その人の身になって話を聴き、そして、言葉にならない胸の内を読み取り、"きっと必要"と思われる言葉を、"信じて"伝える。
目の前の、その人のためになればと願いつつ。

【gorap語録】その影響力を恐れては、成長はない。

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2013/07/03 第296号


■決め手

平塚町に、ビッグサイズのステーキが名物の店があるという。
オフィスからタクシーで1000円を超える距離だが、Webの書き込みを見ても、なかなかの評価。
わざわざ行く価値はきっとあるだろうと思い、訪れた。

カウンターに十人も座ればいっぱいになるその店は、常連さんで満席だったが、ここまで来て帰るわけにはいかない。しばし、外で待つ。
赤いのれんに、看板には「中華ラーメン・鳥串」とある。
本当に、美味しいステーキにありつけるのか・・・

席が空き、店内に入ると、カウンターの冷蔵ケースにドーーンと鎮座する、分厚い肉の塊が目に入った。
その横には真っ赤なレバー。その綺麗な色から、鮮度の良さが伺える。

歳の頃は60代か。化粧っ気は無く、愛想もそこそこの(笑)おばちゃんが、ケースから取り出した肉を大胆にカットし、バサバサと塩コショウを振って、フライパンで焼き上げる。

目の前にデーーンと出されたステーキは、大きさ、厚み、共に文句なしのボリューム感。肉質も良く、めっちゃ柔らかい。
「美味〜〜い♪」と、思わず笑顔になった。1500円というリーズナブルな価格も嬉しい。

「誰かに聞いて来たんじゃろ?」と、おばちゃん。
「ネットで見て来た」と言うと、「毎日来てくれるお客さんに迷惑じゃけえ、ネットに書かれると困るんよね」と言いつつ、まんざらでもない表情だった。

今夜はどこで飲もうかな? そんな時、店を決めるには、必ず理由がある。
インパクトある凝った前菜がめっちゃワインに合うから、この店。
瀬戸内の魚を素材を活かしてシンプルにいただけるから、この店。
大勢で気兼ねなく個室でワイワイ楽しめるから、この店。etc

どんな仕事も、同じ。
「この人に頼もう」と決めてもらうには、必ず理由がある。

【gorap語録】その思い、伝えてますか?

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2013/08/07 第298号


■谷底から

「ピンチはチャンス」よく聞く言葉だが、「そう言われてもね・・・」と思う人も少なくないだろう。
SO@Rビジネスポートのオープン前後、わたしも苦い経験をした。夢の実現を信じていても、現実は甘くない。お金が要る。
やっとどうにかオープンしたが、大きな借金を抱えてのスタート。
今思えば、かなりピリピリしていた。

そんなわたしに、社名変更のため新しい印鑑を依頼した、印章彫刻士さんが言った言葉。
「人の運勢は、10年が1サイクル。あなたは今が谷底だから来年からまた上向いてくる」
そのひと言で、どんなに気が楽になったことか。
今はこんなにしんどいけど、あと1年頑張ったら抜けられるのだ。
その真偽なんて関係ない。
そう"思う"ことで、ラクになれるなら、それで良かった。

実は、10年後の自分をイメージし、実現を目指して頑張るのが20代の頃からわたしのパターンになっている。
振り返ってみると、そのサイクルと運勢とが一致しているのに気付き、妙に納得した。
たしか、10年前の今頃も、しんどかったな。。
でも今思えば、昔話。
その経験をネタに人に話をするほど逞しくなった自分にビックリだ。

先日、三次市で女性創業セミナーの講師を務めさせて頂いた折、5年前の受講生たちが集まってくれて、食事を共にした。 その多くが、
「あの時に書いた、10年後の夢が、半分くらい実現している」
と嬉しそうに語ってくれた。
中には、それを言われたとおり鏡の前に張って、毎朝、見ている人も。
「引越しても、一度外してまた張っている。おかげで、今まさにその夢が叶おうとしている」という。

皆、誰だって、いい時ばかりじゃない。
楽しそうに笑っているその人だって、本当は辛いのかもしれない。
人と比べて嘆いている時間があるなら、10年後の幸せそうな自分が、めっちゃ笑っているイメージをするといい。
騙されたと思って、ぜひやってほしい。
そして、10年後、共に笑顔で、握手ができればと願う。

【gorap語録】笑顔は、つくれるもの♪

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2013/09/04 第300号


■塩爺(しおじい)の教え

「『人がやるなら、私はしない。人がやらないことを、私はする』
このくらいのチャレンジ精神をもってほしいものだ」
編集ライターを目指し、塩爺に弟子入りした若者が、半年間の修行(!?)を終える日。塩爺が、卒業証書の代わりに手渡した「弟子入り新聞」に書かれた言葉だ。

塩爺@塩崎周司氏。現在は、数社の経営アドバイザーを務めるが、以前は企画会社の創業者として、広告業界の第一線で活躍。
塩爺の「本質で勝負する」骨のある企画は、クライアントの心を掴み、また、彼の背を追う我々プランナーたちを唸らせるものだった。

大口クライアントにも、決して、媚びない。欲しいものを言われたままに出すのではなく、(遠回りでも)真に必要な ものを本気で提案する。
人道に外れたことや、理不尽な要求には、それがいくら大きな仕事であっても、断るほどの気概があった。

起業して初めての仕事は、実は、塩爺が繋いでくれたものだ。その後も時折、広島SOHO'クラブに顔を出しては、
「牛来は、何がやりたいんか」
と、問うてくれた。
そのたびに、自問自答し、今の自分がぶれてはいないかを確認した。
そんな塩爺に、匙を投げられたら、私の何かが間違っているということ。
そう思っている。

一人でやっていると、時に、自分のことが見えなくなる。
トップもそう。決定権を持つと、とかく勘違いしがちである。自分では周りに耳を傾けているつもりでも、実は本人だけがそう思っていたり。客観的と思っている自分の目が、本当に正しいのか、自身のことは分りにくい。
対等な立場で、遠慮のない指摘をしてくれる、第三の目。
それが必要とされる。

【gorap語録】誰のために生きるのか。

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2013/10/02 第302号


■動いてみる

今でこそ、500坪に105事業者が入居する規模にまでなったが、12年前にオープンした時には、わずか30坪に10人が入居する小さな共同オフィスだった。
お金もないので、中古の机と椅子を集め、パーティションは手作り。
共有スペースに置く、書棚も、ホワイトボードも、冷蔵庫も、不用品をもらってきたもの。そこに私自身も入居メンバーの一員としてスタートした。

「共同オフィスを創りたい」最初はそんな、単純な思い。
でも、その思いを周囲に伝え、先進地を見に行ったりと動き始めたら、情報が集まり始め、漠然としていたイメージが徐々に固まっていった。
融資を受ける勇気もないので、今の自分に「できること」を考えると、自ずとスタートのカタチは決まった。

「やりながら考える」
サラリーマンの家庭に生まれ、安定志向の私がそんな風に変わったのは、実際に動いて、経験して、頭の中だけで考えるより、動いてみたほうが格段に情報量が増えるし、より信ぴょう性の高い情報が得られることを身をもって実感したからである。

伝えると、情報が集まる。
情報は、イメージを創る。
そして、イメージは、行動を生む。

「自分は、何をしたいのか」
わからなければ、まずは自分の中に情報を入れることだ。

【gorap語録】そこからきっと繋がるはず。

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