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ニュースな英語


2007/09/19 第157号


「ニュースな英語」なので、日本で今、一番ホットな話題を取り上げない訳にはいきませんね。
ですから今回は「安倍総理、突然の退陣」と「次期首相レース」の話題について。

ネタになる見出しを探していたら、いきなり「そこまで言っていいのか?」というのが出てきました。

Abe Remains in Hospital; Acting Japan PM Isn't Needed
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601101&sid=
a0j5HDAEbc.k&refer=japan

安倍総理はまだ入院中。ただし臨時代理は不要

「PM」は「Prime Minister」の略で「総理大臣」。「Acting」というのはここでは「代理の、臨時の」という意味。「Isn't Needed」は「必要とされていない」ということ。
一応、法律的には総辞職するまでは総理は総理なので「現職」は「現職」ですよね。確かに現状「必要とはされている」とは言えない状態で、「過去の人」と化しつつはありますが。しかしこの見出しはちょっと強烈。

麻生氏について紹介する記事には、こんな見出しがついてます。

Japanese premier wannabe popular with comic book nerds
http://www.iht.com/articles/ap/2007/09/18/asia/AS-GEN-Japan-Comicbook-Candidate.php
(日本の首相候補者、漫画オタクに人気)

これは麻生氏について紹介した記事。
「premier」は「prime minister」を簡単に言ったもので、「wannabe」の元の形は「want to be」。つまり「premierwannabe」で「首相になろうとしている人」ということになります。
「nerd」は「オタク」。多くの英和辞典で俗語(スラング)扱いになっていますが、最近は広く一般的に使われるようになってきています。

選挙情勢についてはこんな見出しが。

Factions hop aboard Fukuda bandwagon
http://www.yomiuri.co.jp/dy/editorial/20070915TDY04005.htm
(派閥は福田氏に相乗り)

「faction」はズバリ「派閥」、「hop aboard」は「飛び乗る」という感じ。「bandwagon」は楽隊を乗せてパレードなどの行列の先頭を走る車のこと。
ただ、この見出しは読売新聞の英字紙「Daily Yomiuri」のもので、海外メディアではこの「派閥相乗り」について見出しにしているところは今のところ見あたりません。
こういう自民党の派閥のメカニズムって、外国人には今ひとつピンとこないから、なのかもしれませんね。

あと一週間ほどで次の首相が決まるようですが、外国から見ればこの事態は単なる「予期せぬ空白期間」なんですよね。
できるだけ早く、きちんと意味のあることで日本がメディアの見出しになるようにして欲しいものです。

 
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2007/10/17 第159号


「ニュースな英語」、今回はやはりこれを取り上げましょう。
ボクシングのWBCフライ級タイトルマッチ「内藤・亀田戦とその後」。

Naito Outclasses Daiki Kameda To Retain WBC Title
http://www.eastsideboxing.com/news.php?p=12815&more=1
(内藤、亀田に大差で勝利してタイトルを防衛)

「outclass」は「大差で勝つ、(〜より)格段に優れている」という意味。

Japan's boxing authority suspends Kameda for one year
http://www.iht.com/articles/ap/2007/10/15/sports/AS-SPT-BOX-Japan-Kameda.php
(日本ボクシング当局、亀田を1年間の資格停止に)

「authority」は基本的には「権限、職権」という意味ですが、「それを有する機関、組織」も指します。
「susupend」は「保留する、(一時的に)停止する」。日本語に訳すときには、文脈や目的語で適切な訳語が結構変わる単語です。

Japan's media rubs salt into Kameda wounds
http://in.reuters.com/article/worldOfSport/idINIndia-29965420071012
(日本のマスコミ、亀田の傷口に塩)

「rub salt into〜」は、「〜に塩をすり込む」。「wound」は「傷、外傷」なので、直訳すればそのまま日本語になります。

Kameda KO'd by suspension
http://www.thesun.co.uk/sol/homepage/sport/boxing/
article348411.ece

(亀田、資格停止でKO)

「KO'd」は「KO(knockout=ノックアウト)」をそのまま動詞に使って過去形にしたもの。「suspension」は「suspend」の名詞形です。

Classless Kameda forced to lick own wounds
http://www.yomiuri.co.jp/dy/sports/20071013TDY23301.htm
(「はみ出し者」亀田、自ら傷を深める羽目に)

これはちょっと難しい見出しなんですが……。
「classless」は「社会的・経済的階級に属さない」という意味。
「lick」は基本的には「舐める」という意味ですが、口語では「むち打つ」「(欠点などを)たたき直す」「(競技で相手を)打ち負かす」という意味でも使われます。
記事の最後では「ああいう言動や出で立ちで目立つのではなく、試合に集中すれば謝罪も受け入れられたのでは」という意味のことを書いていますので、この見出しは「自らの態度が傷をさらにむち打って深めることになった」というニュアンスではないかと思います。

「切腹」発言や金髪・金色のグローブなどについては言及している記事が結構あるようで、試合の内容と結果はともかく、「目立ちたい」という目的は十分に達成されていたようですね。

 
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2007/11/21 第161号


今回は、このニュースを取り上げます。
「調査捕鯨船団が下関を出港 南極海で21回目」
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200711180192.html

「捕鯨」(そして捕鯨国としての「日本」)はいろいろと象徴的な意味を含むキーワードですが、Google Newsで関連するニュースを検索してみるとなかなか興味深いことが見えてきます。

Japan whaling fleet heads for hunt that will include humpbacks
for first time in decades
http://www.iht.com/articles/ap/2007/11/18/asia/AS-GEN-Japan-Hunting-Humpbacks.php
(日本の捕鯨船団、数十年ぶりにザトウクジラを含む捕鯨に向けて出発)

「whaling」は「捕鯨」、「fleet」は「船団」。「humpback」は
「humpback whale」の略で「ザトウクジラ」です。
「decade」は「10年」という意味で、複数形ですので「数十年」となります。

今回の調査では、40数年ぶりにザトウクジラも捕獲する計画で、これが日本に対する非難をいつにも増して高める原因になっているようです。
オーストラリアでは日本の調査捕鯨を監視するために海軍を出動させる、という話もあるとか。

Japan condemned over humpback 'research'
http://itn.co.uk/news/5de8f680e3ab61ce05aba0299b54
c850.html

(日本のザトウクジラ「調査」捕鯨に非難)

「condemn」は「責める、非難する」。
調査捕鯨については、「調査」を隠れ蓑にして獲った鯨を食用に回したいだけなんじゃないか、という批判もあります。
このあたりが「reserch」をわざわざ引用符でくくる、という表現に表れていますね。

Defiant Japanese whalers depart
http://www.inthenews.co.uk/news/autocodes/autocodes/
japan/defiant-japanese-whalers-depart-$1168169.htm

(野望に満ちた日本の捕鯨船団、出発)

「defiant」は「挑戦的な、反抗的な」。「depart」は「(目的地に向けて)出発する」で、空港の案内表記でよく見かける「Departure」はこの単語の名詞形です。

A political brawl for meat they don't even want to eat
http://news.independent.co.uk/world/asia/article3174370.ece
(食べたくもない肉についての政治的論争)

「brawl」は、ここでは「論争」としましたが、実際には「(路上などでの)ケンカ、殴り合い」を意味するので、理性的ないわゆる「議論、論争」のことではありません。

特に欧米の捕鯨反対論者にとっては、「鯨を食べる」ということ自体が理解の範疇を超えているようで、この見出しにはそれがよく現れていますね。

 
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2007/12/19 第163号


今年最後の「ニュースな英語」、ファンとしては複雑な心境のこのニュースを取り上げます。

Dodgers ink Kuroda
http://www.boston.com/sports/baseball/articles/2007/12/16
/dodgers_ink_kuroda/

(ドジャース、黒田と契約)

「ink」は文字通り「インク」なのですが、俗語で「〜に署名する」
という意味もあります。「契約書に調印」と言うところでしょうか。

Dodgers get a ground-ball machine in Kuroda
http://sports.espn.go.com/mlb/hotstove07/columns/story?
id=3158054

(ドジャース、「内野ゴロ製造機」黒田を獲得)

「ground-ball」は「grounder」とも言いますが、日本語でのいわゆる「ゴロ球」を指します。なので、「ground-ball machine」で「内野ゴロ製造機」。
黒田がどういうタイプの投手と見られているかをうまく示した見出しです。

Kuroda expects to feel pressure
http://www.latimes.com/sports/baseball/mlb/dodgers/la-sp-dodgers17dec17,0,3402434.story?coll=la-home-center
(黒田、プレッシャーがかかることを覚悟)

「expect」は「予期する、覚悟する」。「feel pressure」はそのまま「プレッシャーを感じる」。
ドジャースの地元紙だけあって、かなり扱いの大きな記事になっています。

Spurned by Kuroda, Mariners move on
http://seattlepi.nwsource.com/baseball/343831_mari17.html
(黒田にフラれて、マリナーズは次の段階へ)

こちらは獲得競争に敗れたチームについての記事。
「spurn」は「はねつける、拒絶する」。古くは「足蹴にする、踏み付ける」という意味もあったようで、黒田を獲得できなかったことがかなり痛手になっている様子を象徴した言葉ですね。

Why Ms Did Not Land Kuroda
http://detectovision.com/?p=1255
(マリナーズは何故、黒田を取り逃がしたのか)

「Ms」は「Mariners」、つまりマリナーズの略。「land」はここでは「(魚を)釣り上げる、獲得する」という意味。
この記事、黒田の「honne(本音)」をこんな感じで描写しています。

「彼(黒田)はカープを愛している。ドジャースのマウンドに立っていても、心と魂はカープのまま。ドジャー・ブルーに染まらないから、成績が上がらないかもしれない。一方で、自身をカープの代表と考えれば、優れた成績を収めるかもしれない」

若干、獲得できなかったことへの負け惜しみがにじんでいるような気がしますが、なかなか面白い見方ですね。

ともあれ、行くからには頑張ってもらいたいものです。

 
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2008/01/23 第165号


年初からこういうニュースを取り上げるのもどうかと思ったんですが、やはりここ最近の世界的な話題と言えば「株安」。
ご存知の通り、大きな原因はアメリカの「サブプライムローン問題」に端を発してる訳ですが……。

U.S. Recession Fears Spill Over Asian Markets
http://www.allheadlinenews.com/articles/7009782699
(アメリカの景気後退懸念、アジア市場を覆う)

「recession」は「不景気、景気後退」。「spill over」は「あふれ出る、流れ出す」。
堤防が決壊して水が流れ出して街を覆っていくようなイメージでしょうか。

Market panic as world stocks slump http://edition.cnn.com/2008/BUSINESS/01/22/
markets.plunge.asia/

(世界的な株価暴落で市場はパニック)

「panic」はそのまま「パニック」。「stock」はいくつか意味があるんですが、ここでは「株式」を指し、ニュースの見出し等では一語で「株価」を表すために使われます。ちなみに「株主」は「stockholder」。
「slump」はここでは「急激な悪化、暴落」。「(売上などの)不調・不振」の意味もあり、スポーツなどで「スランプ」というのはこの語です。

この株安、今まで比較的堅調だったアジア(特に中国・東南アジア)の市場にも波及。

Hong Kong stocks squeezed as sell-off deepens
http://www.marketwatch.com/news/story/hong-kong-stocks-squeezed-sell-off/story.aspx?guid=%7BC042B6F0-E1A9-4242-AEEA-7846AD4BE30E%7D
(香港の株式、売り進まれて縮小)

「sell-off」は、一般的な「sell(売る)」に「off」が付いたものですが、「off」には「離れていく」というニュアンスがあるので、「sell-off」というと「売って手放す、売り払う」というニュアンスになります。
「deepen」は「深まる」という意味ですが、ここでは「市場での売りが進んでふくらんだ」という印象でしょうか。
「squeeze」は「絞る、押しつぶす」。「市場全体の株式資産総額が絞られるように縮小した」ということですね。

この傾向はさらにヨーロッパにも波及しているようです。

European markets follow Asia's lead
http://www.kgan.com/template/inews_wire/wires.national/
22817b1a-www.kgan.com.shtml

(ヨーロッパ市場、アジアでの下落に追随)

「follow」は「後に付いていく」。「lead」は「先導、指導」を意味する語ですが、ここでは単にヨーロッパ市場よりも先にアジア市場で株価が下落し始めた、ということを示していると思われます。

SOHOのような零細事業者では、好景気は一番後から、不景気は一番先にやって来ますから、「世界的な不況」なんてことになると大変なんですけどねぇ……。

 
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